痛み・しびれは、反対側の治療で改善する?
6月 9, 2016 6:03 pm
腰や足に生じた、「痛み」・「しびれ」にお困りの方は、とても多くいらっしゃいます。
このような症状に対しては、病院や治療院でも、症状のある部分の状態の把握(検査)をして、その部分を中心に、治療をおこなうことが、一般的ではないでしょうか?
ですが、最近当院では、症状の出ている方と「反対側」の足や胴体(体幹)の調整から行うことでも、ほとんどの方に症状の改善が得られています。
もちろん、症状の出ている部分については(神経の圧迫から来る症状でも)、負担に堪えてきた部分ですので、最終的には調整を行います。
ですが、症状の出ている部位に、負担がかかるクセがついているということは、症状のある部分は「ある意味」使いやすい状態になっていることが多いのです。
実は、この症状の出ている側が、使いやすい・使いすぎの状態になっている原因が、特に何の症状もない「反対側」の使い方の影響によって引き起こされていることが、とても多くあります。
ですので、「反対側」の使いにくさを気づかせてあげて、「反対側」の動きやすさを引き出し、「症状の出ている側」の負担を軽減させてあげることで、「症状の出ている側」を触れもせずに、症状の改善を得られるという訳です。
これは、ご本人にしたら魔法にかかっているような感覚になるようです。
ですが、本質的な原因がわかれば、筋道もでき、理由もしっかりしてきます。
治療院や病院に行って、症状のある部分の治療を受けたら、その時は楽になったけど、後から余計に症状がつらくなった経験がある方もいらっしゃると思います。
これは、症状のある側を治療して、症状のある部分がより使いやすくなったことで、症状のある部分の負担が増えて、結果、症状も増したと考えれば、つじつまが合いますよね。
ちなみに、「症状のない側の状態」を細かくみられるか(分析できるか)ということの方が、実は技量を問われるところではあるんですが、、
足・腰の「痛み」「痺れ」にお困りの方は、反対側の動きを探ってあげるだけでも、症状が軽くなるかもしれませんよ。

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