膝の問題(痛み、曲がらない、変形、、)に対する理解④ ~膝のねじれ~
7月 29, 2016 6:24 pm
「膝の問題に対する理解④」 です。
今回は、「膝のねじれ」
について、お話しさせていただきます。
前回は、「膝の回転」の運動は、
体が「ふりむく」ような動きの時に、
全身の動きを「なめらか」にするために、
「自動的」に「無意識」に、
使っているというお話をしました。
また、この「回転」の動きは、
「無意識」のなかでコントロールされているため、
自分では、「意識的」に、使いにくいということもありました。
そして、この「無意識」に使う、「便利」なこの動きが、
問題になりやすいという、ところまでいきました。
なぜ、この「膝の回転」の動きが、
問題になりやすいのでしょう?
それは、膝が「ねじれた」状態のままになりやすい、
ということです。
実は、この「膝の回転」の動きは、
「無意識」に行っているので、
実際にはどれくらいの位置にあるのか、
「意識」しても、自分で感じにくいのです。
例えば、ご自分の膝が「どちらを向いているか?」と言っても、
実際に、目で見ないで感覚で感じた方向と、
目で見た方向とは、ズレていると思います。
それくらい、人の感覚というものは、
あいまいで、おおざっぱなのです。
しかも、ほとんどの時間を「無意識」の中で使えているので、
膝の位置を、「直す」「もどす」
という「意識」をもつ方は、ほとんどいないでしょう。
ですが、この「膝のねじれ」を、
「無意識」で使う習慣の中で、
その両膝は、左右どちらかに(なかには両膝ともに)、
強く「ねじれる」「ゆがむ」傾向にあるのです。
これは、なぜでしょう?
それは、人間が取りやすい、
「基本的な姿勢」に関係があります。
次回は、
この「膝のねじれ」が強く出る理由、
それを起こしやすい「基本的な姿勢」について、
お話ししたいと思います。

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