腰の問題(腰痛、重さ、硬さ、、)に対する理解①
7月 28, 2016 11:14 am
以前、「腰痛の本質的な原因」について、お話をさせて頂きました。
今回からは、その原因についての補足や、対処法などについて、
お話しさせてもらいたいと思います。
(※「腰痛の本質的な原因」については、こちらをご参照ください。
➔https://karadamaru.com/archives/1881)
前回は、「腰痛の正体」は、体の基本が「よりかかり」の姿勢、
「休め」の姿勢、であることが、原因であるとお話ししました。
今までの人生で、一度も「腰痛」を味わったことがないという方はほとんどいないと思います。
一時的なものであれば、子どもでも経験したことはあるでしょう。
なぜ、人間の腰は、「腰痛」が起こりやすいのか?
それは、「腰(骨盤周り)」は、「股関節」、「腰椎」もふくめて、
とてもよく動きやすい場所だからです。
しかも、「腰」は、体の中でも「無意識的」に使いやすい(使わされやすい)場所で、
「使い勝手のよい」便利な場所です。
ですが、「腰」と一言で言っても、
「骨盤」を中心にその他の部分や、関節との連動した動きもふくまれるので、複雑なやりとりをしています。
例えば、「腰椎(腰の背骨)」をふくめた「胴体」とのやりとりや、
回るような大きい動きも可能な、「股関節」の動きも絡んでくるので、
かなり複雑な(いろいろな方向に回転するような)動きも可能となってきます。
そして、そのほとんどを「無意識」に、「自動的」に使われているので、
逆に「意識的」には、それぞれの部分を別々には分けて使いにくいのです。
では、この「意識的」には使いづらい、「腰」は、
普段どのように使われているのか?
そこには、私たちの「脳」が、
好んで、そうしている働きにも関係があるのです!
次回は、そういったお話をしたいと思います。
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