膝の問題(痛み、曲がらない、変形、、)に対する理解⑧ ~膝の「ねじれ」が問題となる理由~
7月 29, 2016 6:29 pm
「膝の問題に対する理解⑧」 です。
前回までは、「膝のねじれ」を引きおこす、
「よりかかり」「休めの姿勢」をとる理由について、
お話ししました。
今回は、この「膝のねじれ」が、
「膝の痛み」「動きの制限」「関節の変形」などの、
「膝の問題(症状)」を引きおこす理由について、
お話ししたいと思います。
人間は、普段の何気ない「日常生活」でも、
「ケガ」や「病気」などをきっかけにしても、
「休めの姿勢」を選びやすい、習性があり、
この「休めの姿勢」「よりかかり」が、
「膝のねじれ」につながると、お話ししました。
「無意識」ではありますが、
「積極的」に「休めの姿勢」を選びたがるので、
これがくり返され続けると、
「膝のねじれ」は、そこから
「抜け出す」機会がなくなり、定着してしまいます。
「休めの姿勢」から「抜け出す」機会を、
生活の中につくってあげないと、
常に「休めの姿勢」で使われている「筋肉」は、
「疲労」して、「痛み」などを引きおこすことがあります。
また、「膝のねじれ」から、
「膝関節」の「ゆがみ」まで生じてしまうと、
「関節」の「痛み」だけでなく、
「関節」の「変形」(変形性膝関節症など)を、
引きおこす原因となりやすいのです。
そして、「膝のねじれ」は、
「靭帯」だけでなく、
「筋肉」や、その周りの「ヒフ」まで、
巻きつけるようにして、「固定」に使うため、
いったん「抜け出せなくなる」と、
この「巻きついた固定」も外しにくくなったしまうのです。
これは、あなただけでなく、すべての人がそうなのです。
痛みなどの症状が出るかどうかは、その程度が強いかどうかによるだけです。
では、この「休めの姿勢」から、「抜け出す」には、
どうすればよいのでしょうか?
次回は、この「休めの姿勢」「膝のねじれ」から、
「抜け出す」方法について、
お話しできればと思います。

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