「顎関節症」は、なぜ起こるのか!?
7月 30, 2016 3:25 pm
今回は、「顎(がく)関節症」は、なぜ起こるのか?
について、お話ししたいと思います。
「顎関節症」は、
「アゴ」の位置関係が、
「ズレたり」「ゆがんだり」することで、起こる、
ということは、なんとなくわかると思います。
では、
なぜ、「アゴ」の位置関係がズレるのでしょうか?
右、左の片側だけで噛む、「噛みグセ」、
があるから?
「アゴ」の発達の段階で問題があった?
、、など、いろいろな原因が考えられますが、、
1番多い原因として考えられるのが、
「姿勢」の「かたより」が関係していることが多いのです。
「姿勢」の「かたより」というと、
イメージがわきにくいと思いますが、
「アゴ」の症状が、強く出ている方に、
「よりかかった」姿勢であることが、
原因として多いということです。
以前から話しているように、
体の「よりかかり」は、
体の「丸いところ」で起こりやすく、
「頭」もその1つです。
「頭」への「よりかかり」は、
「頭の底」、「頭と首のつなぎ目」の部分で強く出ます。
体は、左右どちらかに「よりかかる」習性があるため、
その「よりかかり」の「固定」のある方に、
「顎関節症」の症状は出やすいのです。
しかも、左右どちらかの「よりかかり」により、
「首まわり」には、「ねじれ」も起こっているので、
「アゴ」には、「ゆがみ」が生じやすいのです。
ですので、
「アゴ」の位置関係を直そうと、
「顎関節」だけの「矯正」しようとしても、
うまくいかないことが多いのです。
実際、
当院での治療でも、
「姿勢」の改善により、
「首まわり」「アゴまわり」の「ねじれ」の軽減から、
「顎関節症」の症状が改善されることが、よくあります。
(「顎関節症」の改善を目的とした施術ではないにも関わらず)
「顎関節」の位置関係を直そうと、
「顎関節」に直接、無理なストレスを加えるよりも、
体の「よりかかり」の「固定」をゆるめてあげて、
「首」「アゴ」まわりの、「ねじれ」を軽くすることで、
「顎関節まわり」の動ける余裕を、広げてあげるほうが、
症状の改善は得られやすいのです。
「顎関節症」のある方は、
「顎関節症」の症状が強い方と、
反対方向に、体重を移動した状態で、
「アゴ」動き方や、痛みなどを比べてみると、
違いが感じられるかもしれませんよ!

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