「肩こり」の ‟本質的”な原因とは!?③ ~「背中」をうしろに「押しこむ」理由~
7月 31, 2016 11:32 am
「肩こりの ‟本質的”な原因③」 です。
今回は、「肩こり」の原因になる、
「背中をうしろにおしこむ」理由、
について、にお話ししたいと思います。
前回は、「肩こり」の原因になる、
「背中がまるくなる姿勢」は、
「頭」「肩(肩甲骨」が、
「背中(肋骨)」に対して、
「前」に出たのではなく、
「肋骨(胸郭)」を、
「うしろ(背中)」の方に「押しこんでいる」から、
「頭」「肩(肩甲骨)」が、
「前」の方に、移動した、
という、お話をしました。
では、なぜ、
「肋骨(胸郭)」を、「うしろ」のほうに「押しこむ」のか?
それは、
「肋骨(胸郭)」が、思っているより「よく動く」ため、
「うしろ」に「押しこんで」「固定」している方が、
都合がいいからです。
「胸郭(肋骨のカゴ)」は、
なんとなく「台形の箱」というイメージで、
あまり大きく動くイメージはないと思います。
ですが、
実際には、
その形をいろいろ変形させながら、
「踊る」ように、よく動きます。
プロの「ダンサー」で、
「胸」が「飛び出す」ような動きをできる人がいますが、
そのような動きが可能な「構造」には、
誰の体もなっているのです。
このような、「ダイナミック」な動きは、
普段の生活では、ほとんど必要ないので、
この「胸郭」の動きを、
「固定」して「制限」する方が、
都合がいいのです。
そうすることで、
「背中」のハリを、椅子の「背もたれ」のように、
「支え」に使うことができるのです。
では、なぜ、
この「背中」を「うしろ」に「押しこんだ」状態の、
「背中がまるくなった」姿勢を直すのが、
むずかしいのでしょうか?
次回は、その理由について、
お話ししたいと思います。

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