「肩こり」の ‟本質的”な原因とは!?⑦ ~からみつく「筋肉」~
7月 31, 2016 3:15 pm
「肩こりの ‟本質的”な原因⑦」 です。
今回は、「背中」からの「押しこみ」から、
「抜け出しにくい」、その他の理由について、
お話ししたいと思います。
前回は、
「背中」の「ななめ後ろ」に「押しこまれる」と、
「胸郭(肋骨)」「肩甲骨」「腕」のまわりには、
「ねじれ」が生じるからだ、という、
お話をしました。
さらに、
「胸郭(肋骨)」「肩甲骨」「腕」のまわりには、
ぐるっと太い「バンド(ベルト)」
「さらし」を巻くように、
「筋肉」「ヒフ」などが、
そのまわりを囲むようにつながっているので、
「ねじれ」が生じると、
その「バンド」「さらし」は、
「サランラップ」のように、
「きつく」「しめこむ」ようになることも、
お話ししました。
この他にも、
この「ねじれ」を「ほどきにくく」している、
原因があります。
それは、
「胸郭(肋骨)」「肩甲骨」「腕」
についている「筋肉」は、
そのまわりをぐるっと回るようについている、
「バンド」「さらし」だけでなく、
「胸郭(肋骨)」「肩甲骨」「腕」では、
となり合った「骨」同士に、
「前後」に「交差」するように、
ついている「筋肉」が、
沢山あるからです。
この「前後」に「交差」してついている「筋肉」のおかげで、
人の体は、特に「手」を使うときには、
「横」にも、
「大きく」「なめらか」に動けるのです。
ですが、
「ななめ後ろ」への「押しこみ」による
「固定」を利用する際には、
この「前後」に「交差」した「筋肉」は、
「結束バンド」のように「しめこまれ」、
さらに「固定」を「補強」するように、はたらくのです。
ここまで来ると、
この「押しこみ」の「固定」がどんなに強くて、
外すのが、かなり難しいことかが想像できると思います。
さらに、
この「ねじれ」を「ほどいた」としても、
「ななめ‟前”」に、戻る方向に移動するのも、
むずかしくなっている理由があります。
次回は、この
「元の方向にもどりにくい」理由について、
お話ししたいと思います。

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