「肩こり」の ‟本質的”な原因とは!?⑩ ~「肩こり」の対処法~
8月 1, 2016 9:44 am
「肩こりの本質的な原因とは⑩」 です。
今回で、「肩こり」シリーズは、最終回となります。
いままで、
「肩こり」の原因は、
「背中」への「よりかかり」「押しこみ」による、
「胸(肋骨)まわり」の「ねじれ」によって、
「背中がまるく」なって、引きおこされる、
というお話をしました。
また、「押しこまれ」ている方向は、
単純に「まっすぐ後ろ」ではなく、
「ななめ後ろ」の方向になっているため、
「胸郭(肋骨)」「肩甲骨」まわりには、
「ねじれ」が生じ、
「筋肉」や「ヒフ」も巻きつくように、
「固定」されるので、
そこから「抜け出し」にくくなる、
という、お話もしました。
戻りたい方向からは、
「背中」の「ななめ後ろ」の方へ
「押しこむ」力を受けているので、
「ななめ前」の方向に、「戻れる」体の使い方を、
思い出させてあげないと、
「肩こり」の ‟症状のある部分だけ” をゆるめても、
なかなか ‟本質的”な改善が、得られにくいのです。
さらに、この「ねじれ」は、
「全身的」に、
「互い違い」の「ねじれ」で帳尻をとっていくため、
「全身的」にも、この「ねじれ」から、
「抜け出せる」ように、調整していかなければなりません。
「肩こり」の改善を求めていくときには、
「肩こり」の原因となっている、
「胸(肋骨)」まわりの「ねじれ」をほどきつつ、
「全身的」な「ねじれ」も、軽減していく必要があります。
これをできるだけ同時進行でおこなわないと、
「肩こり」が一時的に軽くなっても、
もとの生活に戻ると、
また同じような症状を「くり返し」やすいのです。
ここまで来ると、
「肩こり」を治すことは、
「不可能」にさえ思えてきます。
ですが、ここまで話したすべてを、
完璧に行わなくても、
それぞれの要素を、
少しずつ少しずつ織り交ぜていくだけでも、
体はとても「楽」になっていきます。
それくらい、人間の体は、
「適応力」も高く、
「許容範囲」も広いのです。
(その分、苦しむことも多いのですが、、)
ただ、これまで話した内容を考慮して、
治療やセルフエクササイズを行うかどうか、では、
その効果に、大きな違いが出てくるということです。
では、
実際には、どういったことを行えばよいのでしょうか?
そのためには、
この「全身的」に広がった「ねじれ」を解きつつ、
「ねじれ」の「固定」の代わりをしてくれる、
「インナーマッスル」のはたらき、を引き出していくことが、
「効果的」です。
「インナーマッスル」は、
「体」を「支える」ために、
「自動的」に働いてくれる「筋肉」です。
この「インナーマッスル」は、
「ねじれ」の「固定」が外れるだけでも、
「自動的」に働きやすくなりますが、
「不安定」な状況に置かれることでも、
積極的に働くようになります。
以前、「膝の問題」シリーズで紹介した、
セルフエクササイズは、
実は、この「肩こり」の対処法としても、
「効果」を発揮します。
セルフエクササイズは、こちらをご参照ください。
➔ https://karadamaru.com/archives/1971
それくらい、体に起こる問題には、
共通した原因があることがわかりますね。
「肩こり」にお悩みの方は、ぜひお試しください!
それでも取りきれない、
しつこい「肩こり」にお困りの方は、
当院までご相談ください!

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