「体の向き」と「感覚」のズレ!
8月 1, 2016 12:02 pm
今回は、
「体の向き」と「感覚」のズレ、
について、お話ししたいと思います。
私たちの「体」は、
「前」「うしろ」「横」(内側、外側)など、
体に対して、どの方向にあるか、とか、
どの方向を向いているか、とか、
なんとなくは、わかりますよね。
でも、この
「体のどこについているか」とか、
「体のどの方向に向いているか」の「感覚」って、
本当に「なんとなく」なんです。
「え?」
「わたしは、はっきりわかりますよ!」
という方も、いらっしゃるかもしれませんが、
この「感覚」は
本当に「あいまい」で、
本当に「適当」なんです。
実際、ご自分の「腕」の、
「前側」や「外側」「うしろ側」を、
「見ないで」触った時の、
「どの方向に向いているか」の「感覚」と、
実際に、「目で見て」、
その位置、方向を確かめたときの、「感覚」って
少し違和感がありませんか?
「ん?」
「外側かと思っていたけど、思っていたより前側だったかな、、」
とか、
「うしろ側かと思ったけど、実際は内側に近かったかも、、」
と感じる人も、少なくないと思います。
さすがに、「前後」「左右」ほどの、
間違いをする人はいないと思いますが、
「となり合っている部分」の「感覚」は、結構はっきりしないのです。
特に、
体は「筒(ポール)状」の部分が多いため、
どこが、「まん中」の「基準」になっているかも、
わかりにくいのです。
なにが、この「感覚」を決めているのか?
それは、
「長い時間」、そちらの方向を向いていた場所、
というだけです。
ですので、
「姿勢のかたより」で、
体が「ねじれ」たり
「傾いた」りしている期間が長くなってくると、
「体」で感じている「向き」と、
実際の「体」が向いている「向き」には、
少しずつ、差が出てくるのです。
これが、
「姿勢をもとのよい状態に戻したい」と思ったときに、
当てにできなくなっている理由です。
ですが、この「あいまい」な「感覚」は、
「よい姿勢」にしていく際に、
「慣れて」いくためにも、
役立てることができるので、
知っていると、
「よい姿勢」を「定着」させるときにも、
利用することもできるんですよ!

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