「座り方」が変わると、「肩が上がる」ようになる!?
8月 1, 2016 4:02 pm
今回は、
「座り方」が変わると、「肩があがる」ようになる、
というお話をしたいと思います。
先日、
当院を利用された方で、
「肩(腕)を上げたときの、痛み」と「動きの制限」、
に悩まれて、来院された方がいらっしゃいました。
実際、この方への、
「肩」に対しての治療は、ほとんど行いませんでした。
それでも、
「肩は上がりやすく」
「痛みも軽くなり」
「動かしやすくなった」
のです。
何をやったのか?
それは、「座り方」を変えたのです。
実際には、
そこから、「立った」中での姿勢や、
動くときの微調整もおこないましたが、
「肩」自体に対しての治療は、極軽度なもので終了しました。
なぜ、「座り方」が変わると、
「肩の動き」「肩の痛み」が改善するのか?
それは、
それくらい、「肩(肩甲骨)」には、
いろいろな方向から「筋肉」がついており、
そのいろいろな「筋肉」自体も、
「姿勢」をとるための「役割」をもっている、
ということなのです。
特に、
「広背筋」や「前鋸筋」などの「筋肉」は、
「胴体(体幹)」の「横」側についていて、
「横」からの「支え」の役割も担っています。
人間の体は、
「よりかかり」「休めの姿勢」で、
「横」(正確には「ななめ後ろ」)に、
「よりかかり」たがるので、
「胴体」の「横」側についている「筋肉」は、
「支える」ために、働かなければなりません。
他にも、
「肩甲骨」についている「筋肉」には、
この「横」や「うしろ」側の「支え」に使われる、
「筋肉」が多いのです。
ですので、
「姿勢」で、「横」「うしろ」の「支え」で、
「筋肉」のはたらきを使われすぎると、
「肩(腕)」を動かすときには、
「肩甲骨」を動かせる範囲がせばまったり、
「肩甲骨」を動かすために使う「筋力」に、
余裕がなくなったりします。
ですので、
この「よりかかり」の「支え」「固定」に、
使われている「筋肉」の、その役割を「軽く」してあげることで、
「肩甲骨」は「楽」に動かせるようになり、
その分、
「肩」を動かした時にかかる「負担」も軽減するのです。
これは、実際体験した方が、1番ビックリされますが、、
「肩の痛み」が気になる人は、
普段、「よりかからない」方に姿勢を移してから、
「肩(腕)」の運動をしてみると、
いつもと、「痛み」などの症状に、
違いが出るかもしれませんよ!

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