「姿勢」「体の使い方」と「呼吸」の関係!
8月 2, 2016 9:37 am
今回は、
「姿勢」「体の使い方」と「呼吸」の関係、
について、お話ししたいと思います。
最近、「呼吸」が、
「体」や「健康」に対して、
与える影響などの話が、
増えてきている印象があります。
一説には、
「がん」の原因は、
「呼吸が浅い」ことにある、
という、研究結果もあるようです。
その真偽は別として、
やはり、「呼吸」というものは、
「生命」の「根底」にあるものなので、
「ゆっくり」「大きく」「楽な」
「呼吸」ができるというのは、
とても大事なことです。
「呼吸」に影響を与える原因としては、
いろいろな面から、たくさんあると思いますが、
「体の使い方」や「姿勢」からも、
「呼吸」の仕方は、影響を受けます。
むしろ、
ほとんどの方には、
これが1番、
「呼吸」に影響を与えているものだと言えます。
実際、
「呼吸」を「大きく」「ゆったり」
できるかということの理由の中には、
「胸郭」の動きが、大きく関係しています。
「肋骨」を「胸骨(胸の前の骨)」でつなげた、
「胸郭(肋骨のカゴ)」は、
実は、
思っている以上に、
大きく広がったり、
体の動き方、使い方、に応じて、
大きく動いたり、その形を変えたりします。
その動きは、
「柔軟性」もあり、動きも「踊る」ように、
バリエーションが豊富です。
ですが、
この「胸郭」は、
よく動く反面、
あまり動かない、デスクワーク、パソコン仕事、
などの時には、
その動きを、「固めて」「制限」した方が、
「安定」して「作業効率」がよいのです。
料理人などのような「職人」も、
繊細な、細かい作業をする時には、
体はできるだけ「安定」している方がよいので、
この「固定」を積極的に使ってしまいます。
スポーツ選手は、
「ダイナミック」に動くので、
この「固定」を外した方が、
「大きく」動けて都合がよい面もありますが、
さきほどの「職人」的な一面もあるため、
パフォーマンスを安定させるために、
この「固定」を使い続ける必要もあります。
「胸郭(肋骨)」は、
「体の中心」といってもよいくらい、
いろいろなところからつながりがあり、
いろいろな力も受けています。
例えば、
「首」「肩甲骨」「腕」「腰」「おなか」など、
体のそのほとんどとつながりがあります。
この「胸郭」を「固定」する時には、
「背中」の「ななめ後ろ」に「よりかかり」
「ねじれ」をつくって「固定」します。
ですが、
この「全身」からのつながり、
「全身」からの力、
を使って「固定」しているので、
「習慣的」にこの「固定」の状態にい続けると、
「抜け出す」ことが、とてもむずかしくなります。
この「ねじれ」の「固定」から、
「抜け出せ」なくなってしまうと、
「胸郭」は「広がりにくく」
「浅い呼吸」しかできなくなってしまいます。
逆に言えば、
「呼吸」が「楽に」おこなえるということは、
「体」が「楽な」状態だとも言えます。
「呼吸」も「体」も「楽」であれば、
自然と「健康」になりそうな気がしますよね。
「呼吸」が「楽に」、
「胸郭」が「楽に」広がるようになるためには、
については、
またの機会にお話ししたいと思います。

Comments are closed here.