「手をにぎる」時には、「手はひらいている」!?
8月 2, 2016 11:52 am
今回は、
「手をにぎる」ときの、「手の使い方」、
について、お話ししたいと思います。
「手のケガ」や「脳卒中」になられた方の、悩みとして、
「手がうまくにぎれなくなった」
という方が、多くいらっしゃいます。
この「手がにぎれない」という状況には、
なんとなく、
「関節の問題」だったり、「神経の問題」などが、
関係していそうで、
実際、これらの問題は、関係していることが多いのですが、、
ですが、その前に、
「手をにぎる」といった、動き、運動のとき、
「手」はどう動いているのか?
ということを、知っていなければなりません。
「手をにぎるときは、手は縮むんでしょ?」
と言われそうですが、
実際には、
「手をにぎる」時には、
「手のひら」は、「開いている」のです!
じゃんけんのパーを開くときのように、
「手のひら」は、広がっていてくれないと、
握られた「指」が、
収納される「スペース」がなくなります。
さらに、指を引っぱるための「筋肉」も、
「縮んで」密集してくるため、
その「筋肉」、「ヒフ」なども、
入って来られる「スペース」が必要となるのです。
ですので、
「手をにぎる」ときには、
「指」をつつむように、
「手のひら」は「丸く」なっているのですが、
その「手のひら」は、
「パー」をひらくように、
大きく「広がっている」状態なのです。
このことを知らないで、
「指」や「手」を「曲げる」運動ばかりしていても、
一向に、手はにぎれるようにはならないのです。
「手(指)」を握れるようにするためには、
その前に、
しっかり手を開ける(伸ばせる)状態を、
つくってあげられると、
結果は違ってくるかもしれませんよ!

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