「肘」が、動きにくくなった「原因」は、コレ!
8月 3, 2016 2:10 pm
先日、
「肘」の「曲げ伸ばし」が、
しっかりできなくなってしまった、
という方が、いらっしゃいました。
この方は、
3年前に、「肘関節」の「骨折」をして、
「手術」もおこなったとのことです。
医師からは、
「関節」の部分は、「レントゲン」では問題ない、
と説明を受けたそうです。
手術後も、
病院で、「リハビリ」を受けたそうですが、
「関節」の動きの「制限」は、
残ってしまったとのこと、
「痛み」などは、特に感じなくはなったそうですが、
この方は、「スポーツ選手」だったため、
「制限」のある「体」では、
「力」のコントロールもしにくく、
やはり、「競技」には、
「支障」が出てきたとのことです。
確かに、
この方の「肘」は、
「曲げ」「伸ばし」の動きに、
「制限」がありました。
ですが、
この「肘」を単純に、
「曲げ」たり、「伸ばす」運動をしても、
動くようにはならないことは、
すぐにわかりました。
この方の「肘」を、
動きにくくしている「原因」。
それは、
強く「ワキ(脇)」をしめ込んでいた、
ということです。
これは、
そのケガをした「腕」を、守ろうとして、
「無意識」に、使っていた、
「体」「脳」の防衛活動ですが、
この「ワキ」をしめる力は、
「ワキ」をしめている方の「肋骨」から、
「胴体(体幹)」をこえて、
反対側の「肋骨」が「押し出され」ているくらい、
強い力でした。
この「ワキをしめる」力が、
「制限」のある「肘」には、
強い「ねじれ」の力となって加わっていたので、
「肘関節」は、「曲げ」「伸ばし」が、
しっかりできない状態にあったのです。
「ぞうきん」のように、
強く「ねじられた」状態では、
「関節」が動きづらいのでは、
当然ですよね。
ただ、この「肘関節」は、
「見た目」でも「ねじれ」ていることが、
わかりにくい「関節」でもあります。
この「ワキをしめる」力から、
「開放」させてあげ、
「肘」の「ねじれ」をほどいてあげることで、
「肘関節」にはまた、
「曲げ」「伸ばし」ができる、
「関節」や「筋肉」「ヒフ」の余裕が、
生まれました。
実際には、
まだ多少の動きの「制限」は残っていますが、
本人は、
「ケガをしていない腕より、動かしやすい感じがします!」
と、言っています。
ケガをしてから、3年も経過していましたが、
この「肘」が動かない「原因」がわかれば、
「肘」が動く機能は、
しっかり残っていたのですね。

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