「痛み」をとるために、「広背筋」から「肋骨」を「脱出」させる!
8月 4, 2016 9:40 am
今回は、
「広背筋」から「肋骨」を「脱出」させる、
というお話し。
これは、
体の悩みの多くにある、
「腰痛」「肩こり」「肩の痛み」などの、
原因になっていたり、
直接の原因でなくても、
体が「楽」になる方向への、
「突破口」になることが、
多いからです。
この「広背筋」は、
「胴体(体幹)」の「ななめ後ろ」にあって、
「背中」の「横」側まで、覆っています。
この「広背筋」は、
「肩」「肩甲骨」を動かすときにも使いますが、
「肋骨」や「肩甲骨」を、
「背中」側で、
「包んで」「支える」、役割もあります。
人間の体は、
「よりかかったり」、「休めの姿勢」を、
取りたがる習性があるので、
この「広背筋」は、
「肋骨」(「肩甲骨もふくんで)を、
「背中」側で、
「ハンモック」のように「支える」のに、
最適です。
実は、
この「広背筋」は、
「肩」から「骨盤」の上の部分にかけて、
「ななめ」に広がっています。
「ムササビ」にもある、
パラシュートやグライダーのように使う、
「飛膜」のような状態です。
この「広背筋」に、
「肋骨」がはまり込むと、
おさまりがよいのですが、
ぴったりフィットして、おさまりがよすぎるので、
そこから、出てくることが難しくなります。
居心地がよいところからは、
「無意識」に出て来にくくなるのです。
ですが、この「広背筋」を、
「よりかかる」「支え」や「固定」に使いすぎると、
「肩」や「肩甲骨」を動かすときに、
動かしにくくなったり
「負担」がかかりすぎることで、
「肩」や「肩甲骨」を動かす時に、
「痛み」を起こすことがあります。
さらに、
「よりかかり」は、左右どちらかに偏るので、
「胴体(体幹)」には、
「ねじれ」が生じやすくなり、
「腰痛」や「肩こり」の原因にもなります。
ですので、
この「広背筋」の「ハンモック」から、
「抜け出させて」あげると、
いろいろな症状の、改善が得られやすくなります。
横向きに寝て、
この「広背筋」を、
「ワキばら」の下で床につけるようにしながら、
上向きに「寝返って」戻ってくるときに、
「広背筋」は、そのままつけたまま、
「肋骨」だけを先に、
動かしてくるように「寝返って」くると、
「広背筋」から「肋骨」を、
「脱出」させるきっかけを作ることができます。
「肩」や「肩甲骨」の「痛み」、
「肩こり」や「腰痛」のあなたは、
試してみると、体の変化を感じられるかもしれませんよ!
カテゴリー: からだの不思議, からだの仕組み, バランス, 治療の手引き, 痛み, 肩, 肩こり、首の症状, 腰の症状(腰痛、重さ、硬さなど)

Comments are closed here.