人間だけが、最も「弱い」部分を出している!
8月 4, 2016 2:36 pm
今回は、
人間だけが、体の最も「弱い」部分を、表に出している、
という、お話です。
人間の最も「弱い」部分とは何か?
それは、「内臓」です!
「脳」や「心臓」「肺」も、
大事な場所ではありますが、
これらの場所は、硬い「骨」で守られています。
それ以外の「内臓」は、
どの動物でも、基本的には、
「骨」で守られておらず、
やわらかい「肉」で覆われている状態です。
そのため、
他の動物では、
「内臓」は、
「おなか」を地面の方に向けて、
「敵」からできるだけ、
「見えない」ように、「届かない」ように、
守っています。
何か「危険」を感じたときには、
体を「丸めて」、
さらに「守る」体勢を「強化」することもできます。
ですが、人間は、
2本足で、「立つ」「歩く」ことを、
優先したため、
この「大事」な「内臓」を、
「外敵」に向ける格好になっています。
現代人の生活では、
よほどのことがないと、
「内臓」をねらわれるような「危険」はありませんが、
「動物」としては、
わざわざ、「危険」な状態を作り出すような、
「使い方」をしています。
こうすることで、
人間は「動きやすく」「しなやか」で、
「バリエーション」のある動きを可能とした「身体」を、
手に入れたのです。
ですが、現代人では、
そこまで、「ダイナミック」な動きは、
ほとんど必要ない。
むしろ、
「丸まって」「固定」した方が、
パソコンなどの作業効率は上がる、ので、
わざわざ、この「伸びやかな」「しなやかな」体の特性を捨てて、
おさまった形になりやすい、
「丸まった」姿勢を選びやすいのですね。
ただ、もしかしたら、
「深層心理の底」では、
「大事」な「内臓」を守りたい、
という、「動物の本能」が残っているのかもしれませんね!
カテゴリー: からだの不思議, からだの仕組み, バランス, 治療の手引き, 痛み, 肩こり、首の症状, 腰の症状(腰痛、重さ、硬さなど)

Comments are closed here.