人間は「骨」で、虫は「殻(カラ)」で「支え」る!?
8月 5, 2016 2:20 pm
今回は、
人間の体は、「骨」で「支え」、
虫は「殻(カラ)」で「支え」ている、
という、お話です。
何を言いたいのかと言うと、
「人間」なのに「虫」のように、体を使おうとすると、
「腰痛」や「肩こり」などの「痛み」や、
「関節」などの動きの「制限」が、起こりやすい、
ということです。
人間の体は、
体を「支える」ための力を発揮する「筋肉」の中に、
「芯(しん)」「軸」となる、
「骨」が「内側」に入った身体構造です。
「虫」は、体を動かすための「筋肉」が中にあって、
その周りを「殻(カラ)」でつつんで、
「支え」にしています。
人間の体は「内骨格」、
虫の体は「外骨格」と、呼ばれています。
人間は、この「筋肉」の「支える」力で、
「骨」を包むように囲み、
絶妙な「バランス」で、
「棒(骨)」が倒れないように、
「調整」しています。
虫は、体のまわりを「殻(カラ)」の「硬さ」でつつんで、
鎧のように「固めた」体を、
そのままの形で動かしています。
人間は、この「内骨格」のおかげで、
「柔軟で」「なめらかな」「ダイナミックな」
動きが可能となっています。
ですが、その「ダイナミック」な動きを、
「制限」したい時には、
「虫」と同じ、
「外骨格」「殻(カラ)」をつくるような、
使い方を選ぶこともあるのです。
むしろ、その「不安定」な身体を、
積極的に、「固め」ようとすることが、多いのです。
「硬い」「殻(カラ)」の方が、
「絶妙」な力加減も必要ないので、
普段の「支え」としては、
使い勝手がよいのです。
これが、人間の体が、
「よりかかり」や「休めの姿勢」で、
「押しこんで」「固定」したがる理由です。
この「よりかかり」の「固定」が、
「腰痛」や「肩こり」の原因になることが多いので、
人間の体の使い方を「思い出させてあげる」
必要があるんですよ!
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