足は「アーチ」より、「横のひらき」が大事!
8月 7, 2016 4:10 pm
今回は、
足は、「アーチ」より「横のひらき」が大事、
という、お話です。
「足(足部)」は、
その上にある体の大きさに対しては、
とても「小さい面積」の「足の裏」で、
その「重さ(体重)」を「支え」ています。
そのまま「足の裏」に、
「全体重」がかかってしまうと、
「足の裏」には、
相当の「負担」がかかってしまいます。
そのため、
「体重」のかかる「圧力」の方向を「分散」させ、
さらに、
「足の裏」の「支え」る「強度」を高めるために、
「縦方向」、「横方向」に、
「アーチ」(弓なりの架け橋)をつくって、
対応しています。
この「アーチ」は、
「足部の保護」、「足部のはたらき」をよくするためには、
とても大事だということは、
一般的になってきました。
例えば、
「足底板(インソール)」は、
普通の靴屋さんでも、
置いていないところはないでしょう。
ですが、
この「足のアーチ」よりも、
大事にしなければいけないものがあります、
それは、
足の「横のひらき」です。
これは、
「足の指」、「足の平」、が、
足の親指側から、小指側に、
開けるかということです。
足部は、
体に何か「痛み」などが起こって、
そこを「守ろう」とする時や、
「よりかかり」「休めの姿勢」で、
「固定」するときも、
「足の平」を、「内側(親指側)」に、
「閉じる」ような使い方をします。
これは、
体の中心の、「腰」「胴体(体幹)」が、
「ななめ後ろ」に「よりかかり」、
「うしろをふり向く」ような、
使い方になったことに対し、
「足先」を「内側」に「ひねって」、
「つり合いを取る」ために、
おこなっているためです。
この使い方は、誰の体でも、
「無意識」に使いやすい使い方なので、
「足の裏」は、
「内側に閉じた」状態になりやすいのです。
この「足の裏」が「内側」に「閉じた」状態では、
「足のアーチ」の「高さ」が十分あったとしても、
その「柔軟性」は「乏しく」なってしまっていたり、
逆に、「足のアーチ」をつぶすような、
「平たい」足の形にもなることがあるので、
「アーチのはたらき」が、
機能しにくくなることがあります。
この「足が閉じて」、
「アーチ」が機能しなくなった状態では、
「足部」に「負担」がかかって、
「痛み」や、関節の「制限」になるだけでなく、
「膝」や「腰」にも影響し、
「腰痛」「膝痛」などの原因になることがあります。
ですので、
大事な「足のアーチ」が、
しっかりとその役割を果すために、
足は、しっかり「横にひらく」ことが、
できなければならないのです。
ですので、
「足がちゃんと横に開かないな」
と気づいた人は、
しっかり「足が開ける」ようになると、
「足部」だけでなく、
「膝」や「腰」も、
「楽」に「軽く」なるかもしれませんよ!
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