「骨盤」のまわりは、「さらし」が「巻きつけ」られている!
8月 8, 2016 5:25 pm
今回は、
「骨盤」のまわりは、「さらし」を巻くように「固定」されている、
という、お話です。
「骨盤」は、
体の「中心」で、「上半身」と「下半身」をつなぎ、
体を「支え」たり、「バランス」を取ったり、
しています。
「骨盤」は、
2本の細長い「脚」の上で、
1つの「筒状」になった太い「胴体(体幹)」を乗せています。
ですが、その「胴体」の中心は、
もっと細くて「不安定」な、
1本の「腰椎」とつながるだけで、
その体の「動き」「支え」「バランス」の、
「土台」となっています。
しかも、
「足」からのつながりである「股関節」も、
「ボール」状の、「骨の頭」をしているので、
相当に動く、応用力のある「関節」になっています。
この「動き」「支え」「バランス」をとる「中心」の、
「骨盤」のまわりは、
その「役割」の多さから、
「腰痛」などの問題を、
よく引き起こす場所でもあります。
人間の体は、
よく動く場所には、
「よりかかり」「押しこんで」「固定」したがる、
習性があるので、
このよく動く「骨盤」も、
「押しこんで」「固定」されやすい場所です。
「骨盤」のまわりには、
体の中でも大きな「おしり」の「筋肉」があり、
「おしり」自体も、
皮下脂肪をふくめて、
よく「肉」がつきやすい場所です。
「おなか」「腰」まわりは、
「おしり」に比べれば、薄い「筋肉」ですが、
「腰椎」のまわりを、ぐるっと回って囲み、
「伸縮性」も、「支え」の強度もある、
「腹筋」「背筋」に囲まれています。
そして、「おしり」同様、
皮下脂肪をふくめて、
「肉」がよくつきやすい場所でもあります。
これらの「筋肉」をふくめた「肉」の多い、
「骨盤」まわりは、
「ななめ後ろ」に「よりかかり」、
「押しこまれた」状態になると、
その周りを、
先ほどの「筋肉」「肉」「ヒフ」までふくめて、
「骨盤」のまわりに「巻きつくように」
「ねじれ」て「張りつき」ます。
「さらし」を「骨盤」のまわりに「巻きつけ」て、
ギュっとしぼったような状態です。
実は、「皮下脂肪」も、
この「強度」を高めるために、
蓄積されることが多いのです。
この状態で、
「関節」の運動や、
「姿勢」を直そうとしても、
うまくいくはずがありません。
それは、
「骨盤」が、
「股関節」もふくめて、
その周りを「しめ込まれた」状態なので、
「股関節」や「腰椎」との、
「関節」の方向も、
少しずつ、ズレてしまっているからなのです。
ですので、
「骨盤」まわりの運動や、
「姿勢」を調整していくときには、
この「骨盤」のまわりが、
「巻きつい」て「固定」された状態から、
「抜け出させ」てあげないと、
いけないんですよ!
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