「大腿筋膜張筋」が「硬く」なるワケ!
8月 9, 2016 4:30 pm
今回は、「大腿筋膜張筋」が「硬く」なる理由、
について、お話ししたいと思います。
「大腿筋膜張筋」は、
「大腿(ふともも)」の横に走っていて、
「骨盤」の横から、「膝関節」の下までつながっています。
この「大腿筋膜張筋」は、
「足(脚)」を、外側に開く運動の時に、
よく働きますが、
立っている時などは、
「ふとももの外側」を「支え」る働きをします。
「大腿筋膜張筋」は、
「大腿(ふともも)」の外側を「支え」る「筋肉」としては、
「強力」なので、
その「筋肉」の両端の付け根は、
「靭帯」となって「硬く」なっています。
そして、
この「筋肉」は、その強力すぎる力で、
「使いすぎ」になると、
「股関節」や「膝関節」の「痛み」の原因になったり、
「腰痛」を引きおこす、
きっかけになったりします。
では、この「大腿筋膜張筋」は、
なぜ、硬くなるのか?
なぜ、「痛み」を引き起こすまで、強く働くのか?
それは、
体が選びたがる「休めの姿勢」を、
「支える」のに、使われやすいからです。
人間の「身体」「脳」は、
「不安定」で、よく動く体を、
「休めの姿勢」で、
左右のどちらかの「ななめ後ろ」に、
「よりかかり」「押しこむ」ことで、
「固定」したがります。
なにか「ケガ」をしたような時にも、
この「固定」で「守ろう」とします。
この時、
「押しこまれた」方の、「腰」「股関節」まわりは、
この「大腿筋膜張筋」の「強さ」を頼り、
「腰」から「大腿」にかけて、
この「筋肉」に、「もたれかかり」ます。
この「よりかかった」「押しこまれた」状態から
「抜け出せなく」なると、
頼りにされた、「大腿筋膜張筋」は、
力を抜く機会がなくなり、
その「筋肉」は「硬く」「張り」が強いままになってしまいます。
「大腿筋膜張筋」の力が、
「股関節」「膝関節」や「腰」に、
「ねじりこむ」ような「圧力」をかけることになるので、
これらの部分に、「痛み」が生じるようになります。
ですので、
この「大腿筋膜張筋」の「圧力」から、
「開放」されるためには、
「大腿筋膜張筋」が請け負っている力から、
「開放」されるには、
「よりかかられ」ている方と
「反対側」に、「抜け出させ」てあげることが必要です。
そうすることで、
自然と、「大腿筋膜張筋」の、
「張り」「硬さ」「痛み」も、
改善することが多いんですよ!
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