「股関節」は、なぜ「つまる」のか?
8月 11, 2016 11:12 am
今回は、
「股関節」は、なぜ「つまる」のか?
という、お話です。
「股関節」は、
「関節」の「頭」が、ボール状の、
よく動く「関節」です。
「股関節」の「受け皿」である、
「骨盤」のくぼみも、
浅い「カップ」状なので、
「股関節」は、グルグルと、
よく動きます。
しかも、
この「受け皿」側の「骨盤」自体も、
細長い「足(脚)」と「腰椎」にはさまれて、
「腰を回す」ように、
グルグルと、よく動けます。
この、よく動く「股関節」は、
「スポーツ選手」でも、使いきれないくらいの、
「大きく」「応用力」のある動きが可能なので、
普段の生活では、
「不安定」な部分だとも言えます。
パソコンなどのデスクワークや、
「寝て」いたり、「歩いた」りする中でも、
この「股関節」は、ある程度、
その動きの大きさを、「制限」された方が、
「安定」して、都合がよいのです。
この、「股関節」「骨盤」まわりの動きを、
「制限」するために、
「体」「脳」が取りたがるのが、
「休めの姿勢」です。
左右どちらかの「骨盤」「股関節」に、
「よりかかり」「押しこむ」ことで、
「股関節」まわり」を、「固定」します。
この「股関節」周辺に、
「押しこまれた」「固定」により、
「股関節」は、
「ななめ後ろ」に「押しこまれた」状態となります。
この「ななめ後ろ」に「押しこまれた」状態だと、
「股関節」の「頭」は、
「股関節」の「前」側に、出て来られなくなります。
そして、
「股関節」の「前」にある「筋肉」は、
「股関節」の前で、「股関節」を「閉じた」ように、
「縮まって」いる状態になります。
「股関節」が、「ななめ後ろ」に、
「押しこまれて」いることで、
「骨盤」まわりには、「ねじれ」が生じ、
「巻きついた」ような、「しめ込まれた」ような力でも、
「固定力」を強めています。
この状態で、
さらに、「股関節」に、
「体重」がかかったり、「筋肉」に力が入ったりすると、
「股関節」が「圧縮」されるように、
「苦しく」なったり、「痛み」が出るようになります。
また、「股関節」の前側の「筋肉」も、
常に縮まった状態で、力が抜けないので、
それ自体が「筋肉」の「痛み」
になることもあります。
「力が入って」「縮まった」状態のまま、
「引き伸ばされる」ような運動が加わると、
「股関節」の前側に、
「伸張痛」が生じることもあります。
なかには、
「鼡径(そけい)部」に「痛み」を感じる人もいます。
これが、
「股関節」の「つまり」「痛み」が起こる理由です。
ですので、
「股関節」の「つまり」「痛み」を改善するためには、
「股関節」が、
「ななめ後ろ」に「押しこまれた」状態から、
「抜け出せる」ような体に、
ならなければいけないのですね!

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