「腰痛」は、「股関節」がひらくと「楽」になる!
8月 14, 2016 7:38 am
今回は、「腰痛」は「股関節」がひらくと「楽」になる、
という、お話です。
「股関節」は、
「股関節」の「前側」を「閉じて」
使いたがります。
これは、
人間の体が、ほとんどの場合、
「よりかかり」「休めの姿勢」で、
よく動くところを、
「固定」したがる習性があることに、
関係しています。
「骨盤」まわり、「股関節」まわりは、
ぐるぐる回るように、よく動きます。
そのため、
よく動く「骨盤」「股関節」周辺は、
左右どちらか一方の「ななめ後ろ」に、
「押しこんで」、「固定」します。
「押しこまれた」方の「股関節」は、
「ななめ後ろ」の力に対し、
「引き戻そう」という力も加わるので、
「ねじれ」た状態になります。
「ななめ後ろ」に「押しこまれた」ことで、
「骨盤」は、片方の「腰が引けた」状態になっており、
「まっすぐ」向いているようで、
すでに「まっすぐ」向けることが難しくなっています。
この「骨盤」の向きは、
感覚では、とても分かりにくく、
自分では直しにくいものです。
この「骨盤」が、「まっすぐ」前を向けない、
「腰が引けた」状態になっても、
「股関節」では、
「足」を、ほどほど「まっすぐ」に向けて、
体が曲がっている「違和感」を減らし、
「見た目」もそれなりになるように「調整」します。
この「無意識」の「微調整」により、
「股関節」は、関節のその中が、
「内転(内また)」「内旋(内ひねり)」で、
「屈曲(曲がり)」を強めて、
「きゅうくつ」な状態になっています。
「おじぎ」をする時のような、
「股関節」を「閉じた」状態が、
普段の生活でも、ずっと続くことになります。
この状態では、
「股関節」は関節の前側を「開く」ことは難しく、
「腰」は、ずっと「うしろ」に「押しこまれた」ままなので、
その「負担」を「受けとめ」続けなければいけない状態になります。
この「腰」の、
「受けとめ」続けなければいけない「負担」が、
「限度」を超えると、
「腰痛」となって、「限界」が近いことを、
教えてくれるのです。
ですので、
この「閉じた」「股関節」が、
前で「開ける」という状態になれば、
「腰」で「受けとめて」いた「負担」は減り、
「腰痛」は「楽」になるのです。
そして、この「股関節」が「開く」ためには、
「よりかかり」「押しこむ」という、「固定」から、
「抜け出させ」てあげる必要があるのですね!
Tags: 腰痛、股関節、姿勢
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