「痛み」を探ってはいけない!
8月 15, 2016 10:08 am
今回は、
「痛み」は探ってはいけない、
という、お話をしたいと思います。
「腰痛」や「肩こり」、
「肩痛」「膝痛」「股関節痛」など、
「痛み」の症状にお悩みの人は、
たくさんいらっしゃいます。
「痛み」を感じている、「動作」や「運動」は、
すでに、「限度」を超えた「範囲」や「負荷」で、
体がそれ以上の、「限界」にならないように、
教えてくれているものです。
ですので、
その「痛み」がある範囲や、「痛み」が出る運動を、
「くり返す」ということは、
体の「限界」、「負担」をかける、
ということを「くり返す」行為なので、
確認くらいの時以外では、
極力避けた方がよいのです。
さらに、「体」にも「脳」にも、
「痛み」の記憶が残り続けることになり、
「防御的」な活動が増して、より体に「制限」をかけ、
「痛み」を出しやすくしたり、
「痛み」を増強することにもなりやすいのです。
ですが、
「痛み」が出てくると、
この「痛み」の「部分」や、
「痛み」の出てくる「動き」に、とらわれて、
その「痛み」を「探る」、「探す」、ということを、
日常的に「くり返す」ようになってしまいます。
「探る」こと自体が「負担」をかけることになるので、
その「運動」や「探り」を、「くり返して」も、
よくなるはずはなく、
さらに、「くり返す」ことで、
「動き」は、「痛み」の出やすい方向に、
「流されやすく」なってしまいます。
実際には、
体の状態は比較的、改善してきても、
この「痛み」を「くり返す」動きから、「抜け出せなくて」
「限度」をこえた動きで、
「痛み」から離れられなくなっている人もいます。
ですので、
「痛み」が生じた場合は、
「痛み」がある動き、「痛み」がある部分を、
「探る」のではなく、
「痛み」がない動き、「痛み」がない使い方を、
「探して」あげる方が、
「痛み」の出ない体に戻っていく、近道なのですよ!
Tags: 痛み、腰痛、肩こり
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