「体」の改善と「症状」の改善は、「一致」するとは限らない!
8月 20, 2016 3:42 pm
今回は、
「体」の改善と、「症状」の改善は、一致するとは限らない、
という、お話です。
「体」の状態が改善すると、
「痛み」などの「症状」も改善すると、
考えられていると思います。
これは、あながち「間違い」ではありませんが、
「正しい」とも言い切れません。
それは、
「体」の改善の度合いと、
「症状」の改善(感じる)の度合いは、
必ずしも「一致」するとは言えないからです。
これは、どういうことか?
それは、例えば、
「体」の状態が、6割改善した場合、
「痛み」などの「症状」が、
同じように、6割の改善であるとは限らないからです。
それは、
「体」の改善が6割の時に、
「痛み」の状態は4割程度の改善のこともあるし、
逆に、
「痛み」がほとんど感じない(10割)くらいに、
改善することもあるということです。
ただ、この「症状」の改善にとらわれて、
実際の、「体」の改善、
「体」の状態を「知る」ことを疎かにすると、
同じような「症状」をくり返したり、
その「症状」を引き起こしている、
本当の「原因」の解決には至らず、
「本質的」な身体の改善にならないのです。
ですので、
体が「硬い」から、体をストレッチしてもらう、とか
体が「凝って」いるから、マッサージでほぐしてもらう、とかの
「症状」に対する「対症療法」では、
体の「本質的」な改善にはならないのです。
そうではなく、
どうして、体が「硬く」なったのか、
どうして、体が「凝って」いるのか、
どうして、「痛み」が出ているのか、
どうして、関節の「制限」が起こっているのか、などの
「原因」をしっかりと見極め、
その原因を解決するための「方法」を選び、
日々の「習慣」に取り入れる必要があるのです。
その「原因」を「知る」ために、
「明確」にするために、
私たち治療家はいるのですが、
原因がはっきりしたのであれば、
その原因を「解決」していくために、
「生活」の、「習慣」の、
改善をしていくのは、
本人しかいないということです。
自分でも、それまでとは(少しでも)違った「生活」、
気をつけた「習慣」を心がけ、
「実践」していくことが、
とても重要なのです。
Tags: 身体、痛み, 身体、痛み、習慣

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