体の「ねじれ」を直すには、「引き止める」力から外してあげる!
9月 14, 2016 2:39 pm
今回は、
体の「ねじれ」を直すには、「引き止める」力から外してあげる、
というお話です。
「腰痛」「肩こり」「膝痛」などの痛みや、
「関節」の運動制限などの、
体の「歪み」や、体の「不調」を引き起こす「原因」として、
体の「ねじれ」があります。
この「ねじれ」のおかげで、
人間の体は、スムースでダイナミックで
「効率のよい」動きが可能であったり、
逆に、
「安定」した繊細な動きも可能です。
時には、
「ケガ」をしたり、「痛めた」部分を、
「保護(守る)」ために、
「ねじれ」で「固定」することも
「無意識」に行ないます。
ですが、
この「ねじれ」の力を
「一定」の方向だけに、
「習慣的」に使い続けると、
その「姿勢」、その体の「使い方」から
「抜け出せなく」なってしまいます。
ですので、
この「ねじれ」の「固定」から
「抜け出す」ために、
そうでない(反対)方向へ
動けるようにしてあげられれば、
ほとんどの「問題」は解決されるのですが、
実は、そんなに簡単なことではありません。
この「ねじれ」の「固定」から
「抜け出す」ことが難しいのは、
「ねじって」いる方向と
「反対」方向の力が、
それ以上「ねじって」行かないように
「引き止めて」いるからです。
この「ねじって」いく力を
「引き止めて」いる状態は、
お互いに「引っぱり合う」力となり、
「均衡(つり合い)」を保った状態であるため、
どちらの方向にも「動きにくい」状態です。
これは、見方を変えれば、
「安定」した状態になってしまっているのです。
「ねじれ」の状態から「解放」されるためには、
この「安定」した状態を「崩す」必要があります。
それは、
「ねじれ」の方向と「同じ」方向に、
行けるところまで
より「ねじれ」を入れて行ってあげることです。
正確に言うと、
「押しこむ」ような力も交じってくるため、
少し「複雑」な方向ではあるのですが、
「引き止める」力は、
「ねじれ」ていく力に対して、
それ以上行きすぎないよう「止めて」いる
「予防柵」を張った「予備」の分があるため、
「ねじれ」の動きは、
多少なりとも「伸びしろ」が
残されています。
その「伸びしろ」の動けるところまで、
「痛み」などの「負荷」がかからない範囲で
動けるようになってくると、
「引き止める」力は、
その「役割」から「解放」されてくるため、
徐々に「止める」という力を
「外して」いけるようになります。
「引き止める」力が弱まってくると、
「ねじれ」の力は、より強まるわけではなく、
「止めていて」くれた「安定感」を失うので、
必要以上に「ねじって」いくことをしなくなります。
「ねじって」いく力も、
「引き止めて」くれている「安定感」があるため、
より「ねじって」いく動きに「頼って」いたのですが、
その関係性が崩れると、
人間が本来持っている、使いやすい体の位置に
戻りやすくなるのです!
Tags: 腰痛、肩こり、膝痛、ねじれ
カテゴリー: からだの不思議, からだの仕組み, バランス, 治療の手引き, 痛み, 肩こり、首の症状, 腰の症状(腰痛、重さ、硬さなど), 膝の症状(痛み、制限、変形など)

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