「腰痛」の原因は、「手首」にあった!
9月 15, 2016 10:19 am
今回は、
「腰痛」の原因は、「手首」にあった、
というお話です。
これは、先日当院を利用された方の一例です。
この方は、重いものを持ってから、
しばらくして「腰痛」が悪化し、
動けなくなったとのことで来院されました。
確かに、「腰」「骨盤」まわりは、
「ねじれ」も加わり、かなり「硬く」なっている状態でした。
さらに、「首」まで動きが制限されていて、
後ろを「振り向けない」くらいでした。
ですが、1番気になったのは、
「左腕」がガチガチに「硬く」なっていたことです。
そして、本人にもあまり自覚がなかったことです。
話によると、
「左手首」を1年程前に「手術」をしてから、
ほとんどリハビリなどは受けていなかったとのこと。
「左手首」の動きにくさや、
手をついて体重をかけられないことは気になっていたが、
「手術もしたし、こんなものだろう、、」と
自分に言い聞かせているうちに
「慣れて」しまったと。
使い勝手はよくないものの、
普段の生活の中で、何かができない程ではなく、
なんとか重いものを持ったりもできていたので、
「だましだまし」生活していたとのこと。
生活の中で「慣れて」しまったとは言え、
「左腕」を見る限り、
かなり「負担」をかけていたようでした。
「左腕」から「肩甲骨」「背中」「腰」にかけて、
「押しこんで」「固定」している「硬さ」が強く、
身動きの取れない状態でした。
この状態で、
「左腕」も普段の生活で、
それなりに使っていたとのことなので、
「左腕」「肩甲骨」「背中」「腰」は
ほとんど動かない状態で、
「左手」を使ったり、物を持つ時には、
体を「ひねった」り、「反りかえった」りする動きで、
なんとか「ごまかし」つつ使っていたことが、
簡単に想像できました。
そのため、
「腰」や「背中」の「固定」を外すことよりも、
「左手首」から「腕」「肩甲骨」までの
頑固な「固定」をゆるめてあげた方が、
「首」「腰」の症状は、改善が得られました。
どうしても、
「腰痛」「肩こり」「首痛」などのように、
症状が起こったところに、「意識」は向きやすいのですが、
本当に「つらい」部分は、
生活の中で「慣れて」しまうと、
「無意識」に見過ごされてしまうことがあるので、
ご注意ください。
たまに、ご自分でも、
定期的な「メンテナンス」のように、
自分の体は、「気になっていない」所も大丈夫かと、
「気にかけて」あげることも大切ですよ!
Tags: 腰痛、首痛、手首
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